BELGRAVIA松山です。
熱が冷めないうちにタイムリーなネタをお届けします。
先日最終回を迎えました「半沢直樹」。
視聴率もかなり良かったらしく、私自身はリアルタイムで見ることが出来なかったのでインターネットを使い、2日間で観とおしました。 いやー面白かった。
職業病なんですが、やはり今回のスーツの着こなしは「ん?」と感じる点が所々あったのでないでしょうか。
ドラマで起用するスタイリスト関係も、いくつかの商社が今回のドラマに合ったスタイルを提案し、制作側が決定する流れだと思います。百貨店系なのか、セレクト系なのか、はたまた一般テーラーなのか。
今回は「LONNER CO」という日本のブランドが起用されたようです。昔からある既製スーツブランドです。主にパラサイト百貨店系ブランドです。
「LONNER CO」がどんな手を使ったかは分かりませんが、数あるメーカーの中で何故このブランドを適用したかは謎です・・・・。
ここからは私の自論ですので、不快に感じる方は観覧を控えて下さい。
一番気になったのが、半沢直樹のネクタイの結び方がウィンザーだったこと。大和田専務はまだわかりますが、あれはやっぱ・・・・・ いや、否定はよくないですね。
シャツとネクタイのバランスは、スーツを引き立てる一番のディティールでないでしょうか。
良く言われて来たのが、シャツの衿の先(剣先)から結んだ時、ネクタイのノットが出るといけない。
しかしこの法則で考えると、ホリゾンタルやワイドシルエット(イタリアンカラー)のシャツの衿にネクタイを巻くのはほぼ不可能に近いですね。
スーツとの兼ね合いもありますが、衿が細くタイトシルエットのスーツに、ウィンザーノットはどうもしっくりこないです。
ちなみにウィンザーノットはこちらです。
左右対称に仕上がり、ノットが大きくなるのが特徴です。
性格上の問題で、何事も左右対称じゃないといけない方いますよね?それはそれでいいと思います。
ですが、勘違いしておられる方がいるといけないので、通常シングルノットで巻くと必ずネクタイは歪みます。それが普通です。 それを品を感じるのか粋と感じるのかは人それぞれです。そう感じながらも私は毎日ネクタイを巻いてます。
名前はウィンザー公(エドワード8世)が由来とされていますが、本人は某著書で否定をしておられたようです。
ウィンザーノットは、英国のユッタリとしたシルエットのスーツでは良いと思いますが、タイトスーツには正直合わないと思います。
半沢直樹では、せめてプレーンノット、またはセミウィンザーだったと思います。
さすがは頭取、一番綺麗に着こなしてたのではないでしょうか。
ネクタイとシャツのバランスも良し、色合いも良し、サイズ感も申し分ありません。
対して、大和田専務取締役の3ピースのJKT。
ピッチピチでしたねw
十字架に括り付けられたかのように身動きしずらそうに感じました。
番外編、
浅野支店長
色男です。本作では少し悪い役柄でしたが、日本人として純粋にカッコいいと感じました。
あなたの上司に3ピースを着こなしておられる方が何人いますか??
少なくとも3ピースを着ている方をザックリ分類すると、スーツをキチンと着こなしたいと少しでも感じておられる方、カッコ良くみせたい方、ではないでしょうか。
英国をリスペクトして着こなしておられる方は1割にも満たないと思います。
ちょっとしたディティール変更で、見え方というのはゴロッと変わるもんです。
そういった観点からの「半沢直樹」。もう一度いかがでしょうか?
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