Belgravia&Sons ~traditional and excluding work diary.~: 5月 2014

2014/05/26

The social situation and fashion of United Kingdom.

UPPER CLASS（上流階級）

MIDDLE CLASS（中産階級，中流階級）
WORKING　CLASS（労働者階級）

古い歴史が生んだ「階級社会」がイギリスにはありますが、本国ではまず階級を確認する手立てが「服装」だそうです。

はき違えてほしくなのが、いいブランドの服を着ることが「いい服を着る」とは限りません。　むしろ「きちんとした服を常に着る」ことが一番重要で、イギリスでは後者が最も尊重されます。

日本では、洋服で人を判断することを嫌うそうですが、実際第一印象ってどこを見ますか？　顔で判断出来ますか？立ち振る舞い？　手っ取り早いのが服装ではないでしょうか。

スーツスタイルに関しては、私もさすがに１パターン見ただけでは全てを判断することは出来ません。

しかし、２パターン見ればスーツに拘りがあるかないかの判断はほぼ出来ますね。これも一種の職業病に近いですが・・・・

サヴィルロウにあるビスポークテーラーにおいても、周りの影響に惑わされることなく、ある一定のAuthenticなスタイルから踏み外すことなく今に至るワケですし。古くから続く階級社会が作った暗黙の了解ではないかと。

「いい服を常に着る」精神も、こういった歴史を守り抜いている英国の老舗テーラーが、変わらないスタンス、変わらない基準に基づき、最高のAuthentic Styleを提供するおもてなしがあるからこそだと思います。

何かに託つけてイギリス贔屓な松山です。

EDWIN WOODHOUSEの素材を使ったDress Suitsのご紹介です。

よく見かけるリゾート系ブルーとは少し違い、どちらかと言えば80年代バブリー系のブルーです。

これが以外と新鮮に映りますね。ビジネスにはあまり向いてないかもしれませんが、ドレススーツとして意表を突いたカラーリングになります。

写り方によって色がバラバラなんですが、最近は見かけない色ですね。

どうしてもクラシックなディティールが欲しくなります。最低でも１つ以上は入れて頂きたい。

裏地は見て見ぬ振りです。笑
EDWIN WOODHOUSEのファブリックネームと色がマッチしていたのでアリとしましょう。

BELGRAVIA&SONSではかなり定番化しつつある、トラウザースのサイド尾錠ループ無し。
腰回りがストレスフリーとなり、ベルトを付けるのが億劫になるぐらいです。体型に合ったウェストサイズであれば下がることはないです。お腹が出てる方に関しては、これにプラスでブレイシーズで一件落着です。

TIE : FAIRFAX ¥10,260-

TIE PIN : ¥8,424-

この写真の色が一番近いですね。

良い服を常に着る。私たちも常に心がけております。

テーラーと言えども、公務員でもありませんし、お国の仕事でもありませんので、言ってしまえばWorking Classとなってしまうでしょう。

しかし、

WORKING CLASSにHEROなんて居ませんからね笑

A working class hero is something to be !!

労働者階級の英雄になるのは大変だ！！

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Ordermade Suits Belgravia.（オーダーメイドスーツ　ベルグラヴィア）
〒814-0153
福岡市城南区樋井川3丁目17-10
■WEB　http://www.belgravia1961.com/　 ■FACEBOOK　
■MAIL　info@belgravia1961.com ■TEL 092-403-1256　
■営業時間 AM10:00～PM7:00　■定休日毎週火曜日
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2014/05/19

Summer Vacation enjoying with Shorts Style.

日中、Tシャツで良いのか長袖で良いのか、イマイチな季節の今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今時期は、厚手のアウターを未だに着用している方もいれば、方やTシャツにショーツにサンダルの方も見受けられますね。多種多様なスタイルが入り乱れる面白い季節です。

【まずは今月の定休日のお知らせです。】

5月24日は私用の為、お休みとさせて頂きます。
31日は夕方16時までの営業となっております。
※火曜日は引き続き定休日となっております。

くれぐれもお間違えのないよう、宜しくお願い致します。

ベルグラヴィアでは、ONスタイルの提案が殆どですが、OFFでの過ごし方も付随してご提案出来ればと思い、今回はショートパンツのご紹介です。

オーダーショーツ￥12,000〜

あまり利益うんぬんは考えておらず、店主の単なる趣味に付き合って頂いてるような感覚であります。

ショートパンツのオーダーは、あまり聞いたことがないので珍しいとは思いますが、テーラード仕上げ(日本製）なので、縫製はしっかりとしてますよ。　

5ポケット等の細かいデティールは対応出来ませんが、生地柄や色で楽しんで頂けたらなと思っております。

近年は膝上丈のスタイルが主流ですね。
しかし、年齢層が高くなるにつれてヒザを出すことに抵抗をお持ちの方が多いようで・・・　中途半端な６分丈や７分丈のパンツよりも膝上の方がスッキリと爽やかに着こなせますよ。是非、今夏トライしてみてはいかがでしょうか？

当店においてある指定の現物生地から選んで頂くと¥12,000〜作成可です。

発注生地での作成は、¥14,000〜となっております。
※近日中ですが、海軍で実際に使用されている本物のカモフラ生地も入荷します。

引き続き、カジュアルシャツのオーダーも販売しておりますので宜しくお願いします。

6月はフェアも開催致します。
顧客様には近日中にDMでの告知をさせて頂きますので、今しばらくお待ち下さいませ。

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Ordermade Suits Belgravia.（オーダーメイドスーツ　ベルグラヴィア）
〒814-0153
福岡市城南区樋井川3丁目17-10
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■営業時間 AM10:00～PM7:00　■定休日毎週火曜日
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2014/05/10

" William Ⅱ " after Order Dress Boot .

なにげなーくテレビを見ていた時、iPhoneのCMが流れました。　
ん？　この歌はもしやあれではないか？？まさかあれでしょ？？　と、思わず耳を疑いました。

そうです。　そのまさか、「Pixies（ピクシーズ）」の曲をカバーしておりました。しかもピクシーズの曲の中でも「The Breeders（ブリーダーズ）」のメンバー、キム・ディール（女性）が唯一メインヴォーカルの１曲です。すごいマニアックー。

初期のアルバム「Surfer Rosa （1988年）」からの選曲で、Giganticという曲です。

このアルバムに対するAmazonのレビューが面白いです。

Amazonレビュー

ブリーダーズ、フランク・ブラック以前にこのボストンの4人組がいた。力強いアコースティック・サウンドとマイナー・キーをひけらかすラテン・ポップ勢に対し、ピクシーズは勢いと簡潔さで勝負のハードコアな演奏で挑んだのだった。

ピクシーズ最初のフル・アルバムは、彼らの全アルバム中もっとも飾り気のない内容で、ザラザラした質感と甲高いヴォーカル、挑みかかるようなドラムスが特徴的。楽曲には徹底してハサミが入れられ、必ずしも必要でないと判断された音は容赦なく切り捨てられた。ヴォーカルのブラック・フランシスは、ラリった一行やユーフラテス川について金切り声で歌いつつ、不可解さと異常性を交互に演出している。当時「ミセス・ジョン・マーフィー」と名乗っていたキム・ディールもハイライトとなる「Gigantic」の盛り上げにひと役買っている。これは子ども時代ののぞき趣味をテーマにした不気味なアンセムだ。演奏は整然としたものではなく、聴きやすくはないが、メロディーの美しさは折り紙つき。ノイズに隠れていたフックが不意に現れ、リスナーにガブリとかみつくのだ。（Douglas Wolk, Amazon.com）

Pixies / Surfer Rosa (1988)

何と言っても、レコーディングエンジニアにはスティーブ・アルビニですから。間違いないです。当時、一世を風靡したオルタナ系の先駆者的存在のバンドですね。UKロックばりに聞けば聞く程新たな発見が生まれる、そしてジワジワと体に浸透していく不思議な音楽。1988年にこんな素晴らしいロックバンドが生まれたことに感謝です。
ピクシーズから影響を受けたバンドは数知れず、切っても切り離せない程の崇拝者が多数存在しております。

無人島に5枚だけCDを持って行けるとしたら、間違いなくこのCDを1枚選ぶと思います。

ただそれだけのお話です。

どうしてもという要望から生まれた、「John Lobb William 2」を彷彿させるダブルモンクのブーツタイプのオーダーシューズです。

ちなみに原型がこちらです。

John Lobb / William Ⅱ Boot

モンクストラップの形といい、ヒールから流れるラインといい、かなりオリジナルに近いと思います。

ただ、オリジナルのキャップトゥのステッチは、スキンステッチといって、革をつまんでラインを表現しています。要はトゥ部分は一枚革で出来ているということですね。　これはさすがに真似出来ません汗　かなりの技術が必要だと思います。

それにしてもこの出来、素晴らしいですよね？

ソールの厚さも通常の短靴よりも3mm厚く仕上げています。

パラブーツのダブルモンク程厚くはないので、ビジネスでも十分スタイリッシュに履けます。

履き口もオリジナル同様、一枚革で裏打ちしていない状態です。　これだけ柔らかいとブーツでもブーツの気がしないぐらい履きやすいでしょう。　これで足首が血まみれになっても履きならす必要はありませんね。

弊社のオリジナルはあえてピッチドヒールにしてみました。

どうです？？　ピッチドヒールの方がS字に流れるようなラインがさらに際立つと思いませんか？？

価格は、なんとオリジナルの約4分の１で作成可能です。
※[John Lobb William Ⅱ ] 現在価格で約23万程で販売しております。

▲" William Ⅱ " after Order Dress Boot ¥61,000〜（税抜き）

尚、同じサイズで2足目を希望の方は、既にパターンが工場にありますので¥45,000〜ぐらいから作成可です。

お客様に喜んでもらえるツール、提案、そしてベネフィットを常に念頭（掲げて）に置き、日々精進しております。

2014/05/04

Information of GW.

【ゴールデンウィークのお知らせです。】

5月5日（月）〜6日（火）はお休みとさせて頂きます。
尚、毎週火曜日は定休日となっております。
お間違えのないように皆様のご来店をお待ちしております。

先日、「アートアクアリウム」に行ってきました。

こういった風情を感じることができるのも、日本人に生まれたからこそ、ですね。

金魚とアートと音楽の融合

金魚の種類がこんなにあるとは思いませんでした。

コイのような金魚もいまして。

うまく融合していて、素晴らしかったです。

「見せ方」１つ変わることで、その物の価値は何倍にもなることがあります。

スーツの見せ方もしかり。　着こなしも「見せ方」の１つではないでしょうか。ですが、あまりにも容姿（スタイル）に執着し過ぎたあまり、みっともないことにもなりかねませんね。　何事も良い塩梅が最善です。

お客様の中でも、容姿（スタイル）に執着しておられる方と、マテリアルに拘る方と２パターンの方がいらっしゃいます。

想像力は十分に膨らませて、それを具現化する際はあえて控えめにするぐらいが丁度いい気がします。

すべてぶち込んでさらけ出してしまうと、きっと抽象画のように何を意図してるかが分からなくなるでしょう。

変な装飾はやめて、シンプルにスマートにスーツは着こなすのがベストですね。　

スーパーのがちゃがちゃとしたチラシよりも、真っ白な白紙に１文だけさらっと書いてある広告の方がスマートで説得力ありませんか？