表現方法に個人差はありますが、スーツという同じ土俵の上、誰もがフラットの状態でひしめき合う場はそうないかと思います。
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流行に流されるもよし、独自の路線を突き進むもよし、ある一定の年代のスタイルを表現するもよし。 すべてがスーツスタイルであって、同じジャンルからのスタートです。
※アクションプリーツ仕様 セミハンドラインのみ プラス¥6,300-
そんな歴代スーツアーカイブの中で、時折クローズアップされている年代のスーツスタイルがあります。
もはや、モード・モダンとは掛け離れた、細部にまで拘った1930年代のスーツスタイルのご紹介です。
※生地:HARRISONS "FINE CLASSICS"
以前ブログでもお話したように、100年余りの歴史の中で大きく変わったディティールはなく、サイジングと小物使いの見せ方でこうも時代を感じさせてくれるスタイルに変貌すること。
写真の衿幅は、13.5センチ。
現在の主流(BELGRAVIAの標準サイズ)はノッチで8〜9センチ、ピークドで8.5〜10センチです。
当時は幅広な衿が特徴的でした。今のスーツにはない、男らしさと色気、決して草食には見えない獣の香りが漂ってきます。
当時の定番、ロングポイントカラーシャツにカラークリップを付けて、ネクタイに立体感を出してさらにドレッシーに。
ネクタイは1930年代のデッドストック物。 芯の入ってない当時のネクタイは、クラバッツ(Crabats)と呼ばれておりました。ネクタイという語源の前の段階です。
※ハイバック仕様 セミハンドラインのみ対応 プラス¥10,500
そして、今回のクライアント様たっての希望が、この「ハイバック」の仕様でした。 これがないと30'sは成立しないとまで豪語しており、後身が極端に長くブレイシーズでつり上げハイウエストで履く。
BELGRAVIA独自のパターンをゼロからおこして、私も満足のいく仕上がりとなりました。
いつの時代から、短髪から長髪の文化が浸透したのか。
いつの時代から、ハットを被らなくなってしまったのか。
いつの時代から、スーツがカジュアル化してしまったのか。
BELGRAVIAというフィルターを通して、忘れてはいけない物事を1つ1つしっかりと継承していく。そして独自のタームでろ過し、表現していくこと。 とても大事なことです。
いつの時代から、スーツがカジュアル化してしまったのか。
BELGRAVIAというフィルターを通して、忘れてはいけない物事を1つ1つしっかりと継承していく。そして独自のタームでろ過し、表現していくこと。 とても大事なことです。
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