Belgravia&Sons ~traditional and excluding work diary.~: 6月 2014

2014/06/25

Thank you for much coming to the store. 【Custom Shirts Fair 】

今回、シャツフェアにて多くのお客様にご来店頂きまして、心より御礼申し上げます。

当店では初めての２着フェア開催だったのですが、顧客様からクチコミの方、ご新規の方まで幅広くご来店頂きました。

たかがシャツ、されどシャツ。です。

どんなにスーツがお洒落でも、シャツ１つで台無しになることは大いに有りえますね。

ボタンダウンシャツにネクタイされている方、まさか普通の２つボタンのスーツではないですよねー？笑

今回残念ながらワールドカップ2014、日本はGL敗退となってしまいましたね。様々な批評が飛び交いますが、内田篤人選手の最後の言葉が印象的でした。

「世界は近いけど、広い」

見よう見まねで近づくことは簡単です。
しかし、真髄に近づくことはありません。

ボタンダウンシャツに最も適したスーツとは？
テレビの報道が信用出来ない昨今、芸能人が普通にこんな合わせ方をしたスーツを着てる絵面が腹立だしく感じます。
「嘘ばかりを伝えるテレビ」という媒体に嫌気がさしてきますね。

BELGRAVIAではテレビでは教えてくれないスーツ、シャツ、ネクタイの合わせ方をきちんとレクチャー致します。
せめて当店にわざわざ足を運んで頂いたお客様だけでも、しっかりと着こなしてほしいと願っております。
カジュアルファッションのように、自由に組み合わせてお洒落を愉しむ以外にも、「近くて広い」スーツには ”イロハ” があります。

The Mayor Of The City Of New York / Jimmy Walker.

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Ordermade Suits Belgravia.（オーダーメイドスーツ　ベルグラヴィア）
〒814-0153
福岡市城南区樋井川3丁目17-10
■WEB　http://www.belgravia1961.com/　 ■FACEBOOK　
■MAIL　info@belgravia1961.com ■TEL 092-403-1256　
■営業時間 AM10:00～PM7:00　■定休日毎週火曜日
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2014/06/12

【FOX UMBRELLAS】 2014 S/S RAIN COAT in Stock.

【FOX UMBRELLAS】 2014 S/S RAIN COAT 　

どうも振り切れない空梅雨時期が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか？　BELGRAVIA松山です。

今季から縫製が英国製となり、さらに進化した”フォックスアンブレラ社”のステンカラーレインコートが入荷しました。　

素材は、実際に傘で使用されている上質なポリエステル素材を採用。

梅雨時期の外出に、もしくはスプリングコートとしてもご利用できます。

お仕事用でしたら、スーツの上から羽織って良し。急な雨でもご安心。　衿の中にはフードも内蔵されており、髪を濡らすことなく雨に立ち向かうことが出来ます。

ベンチレーション（通気孔）付きでムレにくく通気性も抜群です。
プライベート用としては、トレンドな組み合せでご利用下さい。ニューバランスや柄物のシャツ等でトラッドに合わせるのも今の気分でしょう。

※写真モデル身長170cm 36サイズを着用　（釦シャツの上から羽織っております。）

【カラー】

　ネイビーブルー

【サイズ】

　36 : チェスト54.0 肩幅44.0 袖丈61.0 着丈94.0

　38 : チェスト56.0 肩幅45.5 袖丈61.5 着丈94.0

　40 : チェスト58.5 肩幅47.5 袖丈62.0 着丈94.0

　【価格】

　 ¥32,000 (税込み¥34,560-)

ネットショッピングと店頭にて同時販売しております。

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【ネットはこちらから】

是非、英国の雰囲気を愉しんでください！！

2014/06/09

The history of the 「SINGER 」sewing machine was investigated.

カスタムオーダーシャツフェア、初日からたくさんのお客様がご来店頂きました！　ありがとうございました。

あと2週間程ございますので、皆様のご来店お待ちしております。　
※6/23まで→詳細はこちらから

さて、BELGRAVIAのディスプレイには、60年以上前の未だ現役として使うことが出来る「JANOME」の足踏みミシンを飾っております。　

以外とこれがお店の目印だったりします。以前から外観に関しましては、テーラーっぽくない、美容室みたい、などよく言われており、ご満悦の松山です。してやったりですね笑

数年前までは現役として活動しておりまして、オーバーホールもバッチリ、戦闘準備は常に整っているミシンです。

最近の話ですが、ディスプレイ用にヴィンテージのシンガーミシンを手に入れました。実際使用することは出来ない代物ですが、あまりにも古いのでネットで製造年月を調べてみました。

「SINGER」と言えば ”ミシン” とお分かりの方も居るかと思いますが、さすがに歴史まで知っておられる方は少ないかと思います。

http://www.singerhappy.co.jp/sewing/pdf/singer_p.pdf

もしご自宅にSINGERのミシンがありましたらこちらを参考に調べてみては？シリアルナンバーさえ分かればきっと見つかります。　製造年月と生産工場がわかります。

ちなみに今回手に入れたミシンは見るからに古い！クラシック！な風貌です。

何故スフィンクスの絵なんでしょうね。　しかし、このブラック＆ゴールドのコントラストがシンガーらしい雰囲気醸し出してます。

すぐ分かる場所にシリアルナンバーありました。　おそらくコレでしょう。

さっそく調べてみると・・・・

[ Y-1 ～ Y-160.700 ]　1920年スコットランド/クライドバンク工場

スコットランド・・・・

イギリス製ではありませんか！！

1920年ということは、96年前のミシン・・・・

創業1851年から歴史のあるSINGERですが、大規模な生産工場をいくつも所有していたせいか、もしくはビジネスに目がくらんでしまったのか、各国の政府と契約を結び、第二次世界大戦中はミシンの製造を中止し、兵器（ライフルや拳銃など）の生産を行っていたそうです。

1939年、アメリカ政府はある拳銃の製造計画と原材料の見積もりを行うため、SINGERに対して生産研究を命じたそうです。

1940年には、シリアル番号 No. S800001 - S800500 の500丁の教育的注文を行いました。教育的注文 (educational order) とは、武器製造の経験のない会社が一から生産設備を立ち上げ、武器を製造できるようにするために米国軍需品委員会 (US Ordnance Board) が設定したプログラムです。

500丁を政府に納入した後、経営陣は同社の専門知識は大砲や爆撃照準機に向いていると結論付け、拳銃製造設備はレミントンランドに移され、一部は Ithaca Gun Company に移されました。このためSINGER製の拳銃は500丁しか製造しておらず、コレクター間で高値で取引されているようです。状態のよいものは2万5000ドルから6万ドルで売買されているそうで。オークションで8万ドルの高値がついたこともあるこの拳銃ですが、まさかSINGERが拳銃を製造していた事実は私も知りませんでした。

歴史のあるブランドというのは、その時その時の時代の変遷と共に柔軟に対応出来ることが存続の鍵を握っていたのかもしれませんね。　歴史から教えてもらうこと、たくさんありました。　

2014/06/05

2014 S/S【CUSTOM ORDER SHIRTS FAIR】

とうとう福岡地方も梅雨入りしましたね。　いかがお過ごしでしょうか。

昨日からオーダーシャツ2Pフェアを開催致しております。

オーダーシャツ2着で¥15,000（税込み）

100種類以上ある現物生地の中から２種類選んで頂き、実際にその生地を使って作成致します。

さっそく初日から20着以上売れて、順調な滑り出しです。

現物があるとイメージしやすいですね〜

まだオーダーシャツを一回も作ったことがない方、迷っている方、トライアルとしていかがでしょうか？？

次回の開催日も全くの未定ですので、この機会に是非！お待ちしております。

6月23日、月曜日まで！！

※生地が無くなり次第終了とさせて頂きます。
※納期は約１ヶ月半程掛かります。急ぎの納期には対応しておりません。着用日がある方は十分にご注意下さいませ。

プライベートのことなんですが、先日初めてヒッチハイカーに出会いました。

私は三瀬に行く途中だったのですが、

「乗せてください。」

と、マジックで殴り書きされたキャンパスノートを両手で持ち、歩道から道路にのめり出し、剣幕な顔つきで行き交う車をじーっと見ている丸坊主に制服姿の青年がポツンと。

そうです。健気な青年16歳仮名ケンジくん（高校２年生）は、曲渕ダム（佐賀県）のもっと奥に住んでおり、天神の大手門にある高校までバスを乗り継ぎ、毎日約２時間掛けて通学しているそうです。
その日はたまたまテストで学校がお昼に終わり、早くお家に帰りたいがために西鉄バス野芥営業所まで帰ってきてたそうです。　しかし、そこから先のバスが２時間以上来ないらしく、歩いても２時間は余裕で掛かる帰路に呆然としておりました。

ノートに書かれた ”乗せてください” の文字があまりにも小さすぎて、ケンジくんを横切るギリギリでしか確認が出来ず、一度スルーしてしまいました。　一瞬、心の中の悪魔が耳元で良からぬ囁きをしておりましたが、やはり見かねた私は、Uターンしてもう一度前を通ってみようと思い、ケンジくんを確認した所、ケンジくんは鞄を抱え、その場にうずくまっておりました。　こりゃいかん。　なにかあったぞこの子は。　そう察知し、間髪置かずに青年に声を掛けてみました。　

「君！？　乗るか？？」

そう声を掛けると、子犬のように駆けつけ「ありがとうございます！どこに乗ったらいいですか？」と聞いてきました。以外と普通の対応でした。　うずくまっていたアレはなんだったのだろう。

私はケンジくんにことの経緯を聞き、納得。　しかし何故そんなに早くお家に帰りたがっていたかを聞くと、
「手伝いをしないといけないから。」　そう答えました。　

健気です。感無量です。　私ら、邪気を身にまとった人間からすると、天神で友達と暇つぶにゲーセンでも行って手伝いなんかするのダルいからのんびり夕方に帰ろうかな〜ぐらいの感覚でした。

根本的に感覚が違います。　”手伝いをさせられる”、ではなく、”手伝いをしなくちゃいけない”　

以外とグイグイ来るケンジくん、聞いてもないのにフルネームでしっかり名乗り、都会っ子とはほど遠い風貌や言動・仕草に心打たれ、自宅前まで送ってあげました。

最後は大きな声でお礼をして、何故か握手。

16歳の青年から忘れていた大事なことをたくさん思い出させてもらいました。

最後ケンジクンに一言、こう伝えました。　

「ノートに書いてた ”乗せて下さい” の文字は、小さすぎるから見開きいっぱいに書いた方がいいよ」と。
そしてこう訪ねました。

「たまに自宅までヒッチハイクするの？」

「あ、はい！よくしますね！！」

「・・・・・」　　あ、するんだ。

そんなヒッチハイカーケンジくんのお話でした。　西鉄バス野芥営業所で見かけた際は乗せてあげてください。

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