英国はサヴィルロウ地区に構えている老舗のビスポークテーラーも、追い風を受け流動的な時代背景に揺さぶられながらも日々奮闘しておられることでしょう。
決してブレることはないでしょうが、「新しい風」は必ず吹くものです。
ここからは、あくまでも私の勝手な持論を元に書いてますので、信じるか信じないかは貴方次第です。
上記はネットから拾ってきた資料ですが、どなたが作ったのか分かりませんが、テーラードとその境界線を行き来しているようなブランドをポジショニングマップした資料です。面白いですね〜
Traditional (伝統的などの意味)はサヴィルロウテーラーが殆ど。
Accessible (行きやすい、近づきやすいなど)は一般の方にも手が出しやすい、既製品等で幅広く展開しているブランドですね。
Contenporary ・Exclusiveが少ない。
私が注目しているテーラー、よくスタイルを参考にさせて頂いてるのですが、
Norton&Sons(ノートン&サンズ) 1821〜
歴史の長いビスポークテーラーの1つですが、2005年からディレクターがスコットランド エジンバラ出身のPatrick Grant(パトリック・グラント )となり、まさに「革新」が起きたのです。
2005年にNorton&Sonsの顧客はわずか20人だったそうです。しかし今2010年、英国ファッション大賞メンズウェア賞を授与するほど飛躍し、世界的にも有名なテーラーに返り咲きました。
新しい風が吹き込み、経営難だったお店は彼のおかげで復活しました。
おそらく緻密な経理戦略があったのではないかと思います。
センスのよい経営コンサルを雇い、細部まで徹底しての「快進撃」ではなく「革新劇」ですね。
名刺1つにも妥協を許さない、徹底してセンスを表側に。
センスを売ることも出来ますが、買うことも出来ます。
投資部分で出し惜しみして自分でやるのか、その道の人間に任せてみるのか。
名刺を作る値段は一緒だとしても、センス1つで価値が全く変わってきます。
冒頭のポジショニングマップを見て頂くと、Norton&Sonsは、Traditional から Exclusive(高級志向)へシフトチェンジしています。
昔ながらのスタイルを保ちつつ、ハイエンドな商品を提供すること。
サヴィルロウも変わってきてます。それはいい意味での「革新」だと自分自身考えています。
そして彼らは、これからも同じカテゴリーの同志として切磋琢磨し、共存していくのでしょうか。
Patrick Grant: How I Get Dressed from Chris Floyd on Vimeo.
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