すこーしだけテンションは上がりますが、なんとも不便さを感じ、早く溶けてくれと思ってしまいます。
BELGRAVIA松山です。
今日は「TOMMY NUTTER（トミー・ナッター）」という方のお話です。
この写真、見たことがない方が居ないというぐらい有名なショットですよね。
「BEATLES - Abbey Road」 ビートルズのレコードの表紙です。
去年、このアビーロードを訪れた時、感動して涙が出そうになりました。笑
私の中のパワースポットでもあります。
この表紙の、右からジョンレノン・リンゴスター・ポールマッカートニー。この３方のスーツが実は「Tommy Nutter」がビスポークしたスーツなんですね。
激動の1960年代、ロンドンは光輝くような年とともに様々なモノが誕生しました。
1969年にトミーナッターとエドワードセクストンが共同で立ち上げた、「Nutter of Savile Row」
が、今までにないカッティングテクニックの伝説を残し、世界に大きな影響を与えました。
衿幅の広いラペルに、フレアのトラウザースに、肩が盛り上がったコンケープショルダー、ちょっと変わった生地をこれでもかと大胆に取り入れ、Savile Rowのテーラーの中でも一線を画す勢いだったそうです。
何十年も前の感性が、今尚廃れることがないのもすごいなと思います。
こうしてナッターはサヴィル・ロウに新しい風を吹き込み、街全体の近代化に大きく貢献しました。
残念ながら本人は1992年（享年４９歳）とても若くしてこの世を去ってしまうことになるんですが、ナッターの元で修行をしていた今や第一線で活躍をしている「ティモシー・エベレスト」
彼も伝統はしっかりと守りつつも、テーラーリングに対する進化や哲学がしっかりと受け継がれているのではないかと思います。
さらに「ティモシー・エベレスト」の元で修行をしていた今最もサヴィル・ロウ地区で有名な「トム・スウィニー」もそうです。伝統を守りつつ斬新なカットで魅了する。
蛙の子は蛙でないですが、考えや思想までも斬新になっていくものかと関心してしまいました。
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